カワウソと魚人

自由律俳句、たまに定型俳句 気ままな俳句日記

紫木蓮

紫木蓮うちに秘めたる白さかな




街中を歩いてると、木蓮の木が街路樹だったり、

庭木として植えられてる。

大概、多いのは真っ白な花を咲かせる「白木蓮」

実際、

木蓮とだけ呼ぶ場合は、紫色の「紫木蓮」の事だそうだ。

しかし、街には「白木蓮」の方が多い。

最近、その街中で滅多にお目にかかれない、

「紫木蓮」を植えている家を見た。

これが結構綺麗なのだ。

白木蓮の純白のキラキラした感じとは違う、

ゴージャスな感じがなかなか良い。

そしてよく見れば、紫木蓮といっても花弁の内側は白いのだ。

四月

桃色の世界となりて四月来る




四月となって、ぼちぼちと暖かくなってきた。

桜も色づいてきて、そわそわしてくるのは僕だけだろうか。

そんな桜を好きではないといった僕だが、

こんな句を詠んでみた。

四月になって桜だけでなく、街にこの桃色が良く見られる。

四月は桃色の世界なんだろう。

桃色の名前は桃の花から来てるのだが、

桃色と聞いたら「桜」を思い出す。

矛盾があるが許して貰いたい。

春時雨

首をコキコキ鳴らす春の時雨でした




先月は雨が多かった。

昨日の朝、家を出ると雨が降っていた。

しかし、東の空には太陽が見えていた。

「狐の嫁入り」と子どもの頃から言っていた光景だが、

名称は地域によって色々あるみたい。

四月一日から縁起が良い様な悪い様な、

しかし珍しい光景だった。

三鬼忌

ざらざらと剃り残しある三鬼の忌




今日は、四月馬鹿。

エイプリルフールだ。

嘘をつく心の余裕も無い一日だった。

朝から寝坊のスタート。

新年度だというのに...

そして今日四月一日は俳人西東三鬼の命日。

四月一日が命日と言うのもすごい。

出来すぎな気がするぐらい。

僕のこの句は、

剃ったと思った顎ヒゲにみごとな剃り残しがあった。

と言う事だ。

これもある意味ラッキーだったかも知れない。

栄螺

そういえば栄螺もあった宿の飯




3月の旅行の際、宿の食事は一人に一匹の桜鯛だった。

やたらと膳を占領していたので印象に残っている。

この食事の最中も、僕はといえば慌しく仕事をしていた。

そういうポジションだった。

隙を見て食事は流し込む。

そんな感じだった。

だからその日の献立の詳細は憶えてない。

きっちり食べたのだけど...

栄螺(さざえ)があったのは、今日『歳時記』を読むまで気づかなかった。
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