カワウソと魚人

自由律俳句、たまに定型俳句 気ままな俳句日記

夏の面影


クロアゲハ舞い降りて来し僕のため




夏も終わる


汗かくだけの夏だった

ばあちゃんのビフカツ食べたいよ夕焼け

戻るのがめんどくさかった橋の上

風からの電話かと思った父よ

嫉妬渦巻く百合だらけの道だ

なんも考えずに済むところまで来て立ち尽くす

言い訳とひぐらしの声しかない工場

ごみと暮らす男を雇う




守宮


汗ふきしコインランドリーあと三分

炎天のハト降りてきてたかりけり

雨の音聞こえたような薬飲む

一人なる通知の灯り熱帯夜

じいさんの枕の水や夏の夜

夜中ふと目覚めて寝れぬ冷房機

蟻たちの脅威に怯え氷菓食う

おにぎりをぼろぼろこぼし雲の峰

わが靴の結び目あたり守宮死す




もう晩夏


ポップコーン弾けたあと静か

あんなに食べたのにまだ腹減る

どこの犬かわからない犬と出会った

寝転んで夏草のつもり


惣菜屋のビニール袋が引っ掛かりそうな三日月見て帰る




月夜、ゴキブリの家移り

あんなに食べたのに腹減る

どこの犬かわからない犬と出会った

寝転んで夏草となる






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